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【濱本優一】
住之江で行われた「GI高松宮記念」は地元の田中信一郎が人気に応えて優勝し、賞金800万円を上乗せし、獲得賞金5595万円でランキング8位に浮上。グランプリ出場を決定づける大きな一撃となった。
先週(10月5日~11日)はこの他にも優勝戦で注目トピックがいくつかあった。
6日、戸田で行われたGⅢ企業杯では、大阪の98期生・濱本優一がデビュー初優勝した。このレースのメンバーは1号艇から、桐生順平、福島勇樹、茅原悠紀、宮地元輝、平石和男、濱本で、人気は当然桐生に集中。一方の濱本からは、3連単6-1-3を除いてすべて10万円を超えるオッズを示していた。
優勝戦はカドの宮地が、得意のスタート攻勢で抜け出し、強気に攻めていく。しかし1Mで桐生がこれに反発。大きな水しぶきが上がる中、展開を見事に突いたのが濱本だった。バックへ向いた時点で後続に5艇身以上の差をつけて優勝。3連単6-5-2は27万250円(119番人気)で、優勝戦の3連単史上最高配当を記録した。桐生と茅原が同時に3連単圏外へ飛んだだけでなく、超人気薄の濱本が優勝したことでこれだけの配当となった。大波乱を演出したのは、桐生と宮地、同期の意地のぶつかり合いだったことも興味深い。
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