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現在発売中の本誌マクールでは、出力低減エンジンを特集企画で取り上げた。低減エンジンは8月に入って唐津、多摩川が新たに導入、これで全国で19場が低減エンジンに切り替わったことになる。残るは宮島、津、丸亀、若松の4場で、それぞれの導入予定は次のようになっている。
宮島 9月10日~
津 9月17日~
丸亀 11月11日~
若松 12月1日~
同記事では、導入前に予想された事について、導入後の結果をもとに簡単に振り返っている。各項目をまとめると、
・インが弱くなる→×
一時的に弱くなったことはあるが、むしろ強くなっているのが現状。これについてはファンの皆さんも十分に実感されていることだろう。今年4月中旬から3ヶ月間の決まり手データでは、逃げが3.6%の上昇に対して、まくりは2.8%の減少。イン勝率上昇の影響は、まくりの減少としてあらわれたとも言える。
・Fが増える→○
導入当初は減少傾向にあったが7月に入ってからはやや増加中。特にコンマ05以上のいわゆる非常識なFが増え、7月には16件も発生した。コンマ10以上が3件もあり、これらはいずれも追い風レースだった。
・事故が減る→△
事故率そのものに大きな変化はないが、事故発生の際の衝撃が小さくなって重篤な事故は減っている、と見る向きもある。
・体重差が出る→△
パワーの低下で重量ハンデは増すと予想されたが、特にそれを証明できるようなデータはない。選手間で減量が流行り、選手が対策を練った効果とも考えられる。
・ベテランが苦戦する→×
インが弱くなるのでベテランに不利なのではと推測されたが、前述のようにインはむしろ強くなった。また、川崎智幸、倉谷和信、西島義則のように、低減機導入で盛り返しが目立つ選手も見られる。
低減機の個体差が大きいことは、当サイトでも何度も取り上げてきた。9月号の記事では、導入後半年以上たった常滑、桐生、児島、下関における「黄金機」についても触れている。ここではその後の動向について紹介しよう。
常滑…10、51、59号機
記事ではエース機として取り上げられた10号機だがその後はB級選手ばかりが乗ったこともあり、準優には進むものの、2連対率は50%を割った。51、59号機の状況にはさほどの変化はない。それよりも記事中で上昇機として指名されていた42号機が8月に入って3節連続優出、お盆レースでは原田幸哉が乗って優勝、2連対率は50%を超えてトップに立っている。
桐生…53、13、54号機
記事では、上位機は拮抗してきたとされたとおり、上位機は高値安定の傾向。8月の2節では2連対率で35%前後だった35、66号機が、それぞれ久田敏之、田中信一郎が乗って優勝している。
児島…55、52、46号機
4月のマスターズで今村豊によりパーフェクト優勝機となった46号機。記事中では「トップクラスではあるものの当時の勢いはなくなった」としたが、お盆レースでは茅原悠紀が駆って優勝、7月最終節のヴィーナスSでも宇野弥生が優出している。2連対率はなんと65%を超えた。
下関…46、28、55号機
全国的な話題にはならないが、記事中では46号機を「隠れ名機」と表現した。その理由として初おろし以来A1級選手が3人しか乗っていないのにもかかわらず、2連対率が58%もあること、そして、にもかかわらず回収率が158%にも達すること、とした。その後、7月最終節、8月お盆レースでもB級選手が乗り、両節とも1勝しか上げていないが、それが2万舟と3万舟。回収率は147%だ。やはり、隠れ名機、追いかけてみる価値はありそうだ。
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