井口佳典にとって鬼門のSG…
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8月15日に42歳の誕生日を迎える佐々木康幸、16日に37歳の誕生日を迎える菊地孝平。どちらも静岡を代表する強豪選手だ。
22日、井口佳典は38歳を迎える。85期の中では登番は上から2番目の井口だが、85期は上から下までの年齢差が4つしかなく、ほぼ同級生のような存在だろう。現在26人いる85期の内、井口を含めその半分にあたる13人がA1級(田村隆信は出走回数不足で現在A2級)で、改めて銀河系軍団の強さは際立っていることが分かる。
その85期の中でも井口はもちろんトップ3に入る実力者であることは今さら言うまでもないが、今年は少しピンチを迎えている。2012年のオーシャンカップ以来SG制覇からは遠ざかっている井口だが、それでも2012年から3年連続で賞金王決定戦に出場している。昨年も優出を果たしておりSG制覇はなくとも、その力は要所要所で発揮してきた。しかし、今年は現時点で賞金が1723万円で賞金ランクでは100位にすら届いてない状況(8月17日現在で148位)。
今後はかなりハイピッチで賞金を稼いでいくか、SGで優出するなどしないと年末に間に合わなくなる。とりあえずは次節の蒲郡モーターボートメモリアルが勝負どころ。ここで好成績が出せなければ、ダービーが現実的に勝負駆けとなる。
前回のSGオーシャンカップでは予選落ちを喫しまったくふるわなかった。その後も福岡周年で準優出は果たしたが5号艇で目立つところはなく敗退。前節のお盆開催はさすがに意地の優出1号艇を手にしたものの、肝心の優勝戦は3着に敗れてしまった。調子が悪いというよりも今年はリズムにまったく乗れていない感じが強い。どこかで悪いリズムを断ち切りたいところだが、井口にとってメモリアルも相性がよくないSGなのだ。全SGの中で優出したことが一度もないのがこのメモリアルだけ。さらに信じがたいことだが、優出どころか準優出さえないまさに鬼門のSGとなっている。たまたまと言えなくもない記録だが、今年のリズムの悪さも加味するとかなり状況は厳しいようにも思える。そろそろ景気のいい「井口節」が聞きたいファンも多いだろうが…。
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