芦屋でF・帰郷者多発の非常事態
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5月20日から26日で発生したスタート事故選手は全部で34名。そのうち、10名が女子選手だった。
内訳は宮島のオールレディースで5人、芦屋の男女Wで5人。現在は8月に丸亀で行われるレディースチャンピオン(LC)の選考終盤だが、このFにより出場権を失ったのは目下勝負駆け中だった塩崎桐加だけ。他の選手たちは、6月中の斡旋までしか入っていないため、LC開催日に休みがかからず出場には影響しない。
芦屋では、フライングによって大きな問題も生じてしまった。この節の斡旋人数は男女24人ずつの48人だったが、男子は刀根辰治が2日目、松浦勝が3日目、竹田辰也が5日目にそれぞれ病気のため帰郷。女子は遠藤ゆみと中川りなが4日目に+05以上の“非常識なF”による即日帰郷で5名が節半ばでリタイアした。
それに追い打ちをかけるように、男子は牧宏次、安達裕樹、山本良一がF、丹下将が妨害失格、女子は池田浩美、平田さやか、塩崎桐加がFで賞典除外になった。これでは番組が回せず、最終日に宮地孝四朗と矢野真梨菜が追加配分された。
なお、池田と平田は準優勝戦でのFで、タイミングはともに+07。本来であれば、即日帰郷になるところだが、優勝戦を除いてほとんど全選手が2回走りになるギリギリの非常事態。帰郷は免れ、そのまま最終日も走った。
さらに女子の準優勝戦10Rは、前述の池田、平田に塩崎も加えた3艇F。W優勝戦なので準優3着までが優勝戦に進めるが、そのレースの6号艇だった千葉真弥が3着で初優出した。千葉は13年5月にデビューしたが、それから2年、262走してまだ1着を取ったことがない。そんな選手が初1着の水神祭より先に優出したのだから驚きだ。なお、優勝戦は3着に入線し、2連単590円に対し、およそ10倍の5750円の中穴を提供した。この優出が自信になって、水神祭につながるか。
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