全員優勝未経験の優勝戦を木下翔太が制す
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本日(24日)まで唐津で行われた「ルーキーシリーズ第2戦」は、木下翔太が初優勝を決めた。しかし、この優勝戦、奇しくも全員が初優勝を目指すレースとなった。唐津の隣、大村では「夢の初優勝決定戦」が恒例となっているが、今回はそういう企画レースではなかった。とはいえ、シリーズに参加した選手のうち、優勝経験者は9人しかいなかったので、優勝未経験者ばかりのファイナルになる可能性も十分にあったと言えるだろう。
今節唯一のA1選手だった中田竜太は、予選トップ通過だったが、準優進出戦で藤山翔大にインを取られ、2コースから5着大敗。それでも準優勝戦には進出し、挽回を狙ったが、5号艇で5コースから進入して今度は6着。勝ち上がりシステムに翻弄されてしまった。
シリーズの大本命が不在となった優勝戦だが、勝った木下は7月より飛び級でB1からA1に昇格する気鋭の若手選手。同期には江崎一雄がいる108期で、デビュー当初から素質は認められていたものの、事故禍で出世が遅れていた。この優勝がA1選手としてさらなるブレイクのきっかけになるのではないだろうか。