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22日、中野次郎が蒲郡GⅢ「KIRIN CUP」を制した。SGの裏開催とはいえ、総理杯に漏れた強豪が終結したことでメンバーはかなり豪華だった。その中での優勝は一般戦V扱いでも価値は高い。中野はこれで今年早くも2回目の優勝を飾ったことになる。
持ちペラ制度が廃止してから、スランプを経験した中野。昨年は復調気配も見せたが、年間2Vは中野の実績からは物足りないと言える。GIの優出も年間でわずかに1回のみ、一昨年にいたっては優出ゼロだった。しかし、ここに来て本格的な復調の兆しが見え始めている。
蒲郡での優勝もエンジンが良かったとはいえ節間11戦8勝は見事。前節の平和島GI「ダイヤモンドカップ」も節間4勝を含む準優勝と好調をアピールしている。
好調の理由は良いエンジンを引いてるのもあるが、気持ちの変化もあるのではないか。平均STが0.13と攻める姿勢が数字からも見て取れるからだ。その影響で1着数が大幅に増加しており、準優など勝負どころではさらにスタートが早くなるなど気合も見せているのだ。
中野はGI4Vの実績があるものの、前回のVは2011年4月までさかのぼる。一時は東京のエースにもなりかけた中野。当時の勢いを取り戻したとまでは言い難いが、復調モードであることは間違いない。
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