元バイク整備士の石倉洋行、勝負駆け

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3月13日に35歳の誕生日を迎える石倉洋行。107期の石倉は2010年11月にデビューし、現在4年目のオールドルーキーだ。

石倉はデビューしてからずっと勝率は右肩上がり。前期は5.74の勝率を残して8期目でA2級昇格を果たした。ところが今期はやや苦しんでいる。前期や2期前は大敗を減らすことで、勝率を上げてきたが、今期は1着率をはじめ、舟券に貢献する機会は変わらないものの、大敗が多く、その分勝率を下げている。

石倉の特徴はいつも展示タイムが快速で、まくりが多いところ。過去1年間の1着のうち、決まり手では逃げとまくりがほとんど同じ割合を占めている。逆に差しやまくり差しは極端に少なく、1Mは伸びを生かしたまくりを打っていることがわかる。

石倉の前職は、バイクの整備士。その経験から、メカニックには非常に強い。「何をやってもいいなら、エンジンを出すのは簡単ですよ。だけど、制約があるので難しいですね」という。今はプロペラを中心に伸びをつけているそうだ。