人気を背負って走るのは大変~九州地区選表彰式~

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唐津で開催された「GI九州地区選手権」は、川上剛がインからトップスタートを切って逃げ切り、GI初優勝。喜びをかみしめるようにインタビューに答えた表彰式の様子をお伝えしよう。

司会:GI初優勝は、8戦7勝の準パーフェクトVでした。おめでとうございます。

川上剛:ありがとうございます。ホッとしましたし、今日はめちゃくちゃ疲れました。

司会:レースを振り返りましょう。川上選手はインから進入しました。

川上:三井所(尊春)さんが、ピット離れを良くしてくるかもしれないという不安があったので、そこから集中して、インを死守しました。起こし位置も思い通りでした。

司会:スタートはコンマ06のトップタイミングでした。

川上:10くらいだと思って伏せこんでいました。

司会:1Mに関しては?

川上:足には自信があったので、他の艇を気にすることなく思い切ってターンできました。

司会:抜け出してからは?

川上:2Mまでに内側を確認するのを忘れて、三井所さんに先に回られてしまいました。油断してました。

司会:優勝の確信は?

川上:今節、12Rを走ったのが初めてだったんですよ。それでプロペラの回転が上がりすぎていて、ちょっと乗りづらさはあったんですけど、2周2マークを回ったあたりで、後ろを引き離していたので、もう大丈夫だろうと思いました。

司会:GI優勝を意識して堅くなることはありませんでしたか?

川上:いつも通りの唐津ボートだなと思って走りました。

司会:準優、優勝戦と絶大な人気を背負っていましたが?

川上:それが自分にとっては一番重かったですね。お客様の大事なお金を背負っているので、返還はもちろん事故もできないし、人気に応えるのって本当に大変だなとつくづく思いました。

司会:今節全体を振り返って。

川上:流れが良かったので、いいところまでは行けそうだなって思っていたんですけど、いらんことを考えると、すぐポカするので、平常心を心がけました。

司会:朝のインタビューでは「余裕を持って走りたい」と。

川上:エンジンは完調だったんですけど、メンタルがガタガタで、平静を装っていました。

司会:これで川上選手が覚醒しましたよね。

川上:はい。僕、芦屋で生まれ育ったんですけど、11月に芦屋でチャレンジカップがあるので、今年はどんなことがあってもそれに出ると、年頭に決めたので、まずはGIが獲れて良かったです。

司会:次節はその芦屋で開催される周年記念です。

川上:この勢いでGI連覇できるようにがんばります。

司会:最後にファンの皆さんへ。

川上:今日はありがとうございました。西山貴浩が笹川賞にめちゃくちゃ出たがっています。開会式から盛り上げますので、どうぞ投票をお願いします。あと、僕の応援もよろしくお願いします。