ルーキーシリーズへの警鐘

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昨年からGⅢというグレードが外れて、一般競走となったルーキーシリーズ。格下げの要因となった理由は様々だが、なかでも出場選手たちの事故の多さは見逃せないところ。

1月28日から2月3日に開催されたレース数はのべ900レースしかなく、F本数も15本と少なめ。しかしその中に、津ルーキーシリーズでのFが5本も含まれているのは多すぎだ。

開催期間中、津では風が強く吹き、安定板が装着されるレースも多かったものの、それを考慮しても、F5件、失格12件はいかがなものか。最終日の出走表には、多くの選手に何らかの事故歴が載っており、無事故の選手の方が珍しいくらい。いくらなんでもお粗末すぎる。

ルーキー戦はスピードがあって見応えがあるのは魅力だ。しかしそれは、ちゃんと6人が無事ゴールしてこそ成り立つもの。Fや事故はファンを白けさせるだけだ。

このままでは本当にファンが離れてしまい、格下げどころか、存続の意義を問われる危機になりかねない。ただでさえ、A級選手が少なく、ファンにとっては舟券で買いづらいという声が上がっている。今後ちゃんとレースを成立させるためにも、なんらかの施策が必要かもしれない。それは罰則による締め付けではなく、OB指導員制度や練習環境の改善など、選手の成長を促すための施策が望ましい。今一度見直す時期ではないだろうか。