グランプリでのフライング

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12月18日から23日に平和島で開催された「SG第29回グランプリ」(賞金王決定戦)。そこで発生したスタート事故は4件(2レース)だったが、その内容は厳しく重いものだった。

1件目はトライアル1st第2戦の田村隆信。トライアルのフライングは、SG準優勝戦でのFと同意で、次回以降4大会のSG選出除外(クラシック~オーシャンカップ)、休み明け後3ヶ月間GI・GⅡの選出除外というペナルティが課せられる。さらに田村は今期2本目のFで、まだ1本目のFを消化していないため、90日休まなくてはならない。現状では出走回数的にもA1の90走を確保することがかなり厳しい状況で、A2級落ちの可能性がかなり高い。ということはオーシャンカップまでSGに出られず、7月以降A2級となれば、MB記念、ダービーにも出場できない。チャレンジカップとグランプリは級別不問だが、記念を走らずどこまで賞金を稼げるかはわからない。田村にとっては非常に代償の大きなFとなってしまった。