成長著しい丸野一樹
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難水面と呼ばれるびわこ。インの1着率が34.8%と全国平均を大きく下回っているようにインが弱い。その分、2コースや4コースの差し、まくり差しが比較的決まりやすい。
びわこを地元にする滋賀支部の選手には、差し系の戦法を得意とする選手が多く、最近メキメキと力をつけてきている109期の丸野一樹も差しがうまいと地元記者の評価が高い。本人に自分の持ち味を聞いてみると、「一発の爆発力はないですけど、柔軟性はあると思います。オールラウンダーというか、何通りもレースの展開を想定して本番に臨むので、ひとつ内の人のハンドルを見て、その時なりの対応はできます」(本誌マクール「ホットライン」10月号)と冷静さをアピール。
その冷静さを身につけるきっかけとなったのが、事故パンになってしまったこと。2期前に切ったフライングの休みが前期に食い込み、その休みが終わった途端にまたFをしてしまった。これに妨害失格の事故点15が重なり、前期の序盤は我慢のレースを強いられた。「思い切ったレースができなくてしんどかったですけど、この経験で冷静にレースすることを覚えて視野が広くなりました。それによってミスを最小限に食い止められるようになりましたね。今思えば、事故パンになって戦法の幅が広がったのかなと思います」と、苦境をむしろ好機とし、強さが増した。
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