西島義則が大苦戦中……

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多摩川の企業杯に出場していた西島義則が今期1本目のFを切った。これが通算では68本目のFで、このクラスの選手としては多い方。かつてのF3(2000年前期)や、SG優勝戦でのF(2002年宮島グラチャン)、F2によって魔の八項に抵触し半年間斡旋停止など、フライングに関するトピックスに事欠かない選手である。前期末の名人戦でも準優勝戦1号艇でFを切り、3ヶ月のGI・GⅡ選出除外になっていた。

西島の特徴は、Fによる逆境を苦にしないところにある。自分が厳しい状況に追い込まれれば追い込まれるほど力を発揮して、たとえB2級に落ちてもすぐさまA1級に復帰するということを何度もやってのけてきた。

ところが、最近の西島は明らかに調子が悪い。今期は出走回数76に対して、勝率5.13、3連対率48.6%とA2級も危うい成績だ。名人戦終了後、西島は2ヶ月間の公傷となっている。この間に名人戦のF休みを消化しているが、復帰してから信じられないような苦戦が続いている。

前期までは節間4本以上1着を取ることは珍しくなかったが、今期はそれが激減。ここまで8節走ってほとんどが3勝以下。それも一般戦でのものだから重症だ。インを獲りに行くスタイルは変わらないものの、とにかくエンジンが出ないことが多い。当サイトでは「エンジンパワーランキング」を掲載しているが、西島が出走した今期のランキングを振り返ると、ほとんどが下位クラスにランク付けされている。エンジンが出ない原因は体重が重いことが大きい。名人戦では54キロで走っていたのに、最近は58キロ前後。これでは西島といえど厳しい。