秋冬へ向けて、クラシック出場争い

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9月に入り、じわじわ盛り上がってきている来年のクラシック(総理杯)出場争い。優勝回数が選考基準となっている大会で、9月16日現在の状況は以下の通り。

<クラシック選出順位表>

現時点でSG・GI・GⅡの枠が27埋まっている(来年1月開催の地区選も含む)。この後SGが4節(賞金王とシリーズ戦は別カウント)、GIが9節、GⅡが4節(レディースチャレンジカップは含まない)行われるので、例年通りいくとあと7名前後が記念の優勝で権利を得るだろう。

となると、一般戦優勝回数上位枠は17名程度。過去にV6で選出漏れになった選手は一人もおらず、まずはここを目指しての戦いになりそうだ。

すでにV6以上を達成している前本泰和篠崎元志茅原悠紀田口節子黒井達矢は当確と言っていいだろう。黒井は「早くSGジャンパーが着たい」と言っていただけに、ようやく念願がかないそうだ。

V5の上平真二西山昇一はこの後の常滑ダービーにも出場予定で、この1年の充実ぶりをうかがわせる。V5では勝率も重要になるだけに、今後優勝を積み重ねられなくても、勝率は落とさないようにしたい。また、同じくV5には開催地(尼崎)が地元の安田政彦がいる。地元勢で当確が出ているのは、吉川元浩だけなので、安田もそこに名を連ねたい。

V4にはSGでの走りを見てみたい伏兵が多い。その中でも15日に宮島で今年V4とした西川昌希。西川の通算優勝回数もV4。4月に桐生で初優勝してからトントン拍子に勝ち続け、気が付いたらクラシックが目指せる位置にいる。8月末の大村で大ケガをしたものの、その影響を微塵も感じさせない走りだ。この後出場するヤングダービーでも優勝候補の一角を担う。このほか、旋回力に定評がある東本勝利、スタート力抜群の今泉和則、マスターズ世代でも復活してきた森竜也など、SG初出場、久々のSG出場へ虎視眈々だ。