記念斡旋が急増した市橋卓士

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5日に35歳の誕生日を迎える市橋卓士が突然記念に引っ張りだこだ。誕生日も含まれている児島周年から徳山周年(9月16日~)、住之江高松宮記念(9月30日~)、1節だけ多摩川の一般戦を挟んだらまた、下関周年(10月23日~)、宮島の鳴門周年(11月4日~)と立て続けに記念の斡旋が入っている。今年はここまで圧倒的に一般戦の斡旋が多かったのにどうしたことだろう。

きっかけは5月に行われた丸亀の周年で優出したことではないだろうか。これが市橋自身にとってはGI3度目の優出だが、過去の2回は四国地区選でのもの。オールA1の記念ではこれが初めてのことだ。

もともと一般戦だからと勝ち続けるタイプではないし、かといって記念だからと言って成績を落とすタイプでもない。相手なりに走れて、そこそこの成績を残していた。しかし、この優出を機に連対率が大きく上がり、前期と今期の勝率の差はほとんどないものの、2連対率は46%から56%へ、3連対率は70%から74%へ上昇させている。

丸亀の周年優勝戦では6着に敗れたものの、この時の走りがいいアピールになって、記念の斡旋へつながったと言ってもいいのではないだろうか。となると、この5節は非常に重要で、ここでのアピール次第で、今後、記念へ定着できるかどうかがかかっていると言ってもいいだろう。SGはこれまで、2009年の総理杯に1度出場しただけ。この5節のどこかで優勝できれば、無条件で来年の総理杯の切符が手に入るし、優出できればオーシャンカップにも近づく。いきなり勝負の35歳となりそうだ。