マイペースに気負わず~三国女子王座表彰式~
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台風のため1日順延され、11日に優勝戦が行われた「GⅠ女子王座決定戦」(レディースチャンピオン)は、水口由紀がインから堂々押し切って、初めての女王に輝いた。ここでは水口の表彰式での様子をお届けしよう。
司会:率直な今の気持ちを。
水口由紀:(感極まって涙を流し、言葉が出ず)ありがとうございました。
司会:どんな心境で一日過ごしましたか?
水口:優出インタビューくらいが(緊張の)ピークで、あとは素に戻れました。
司会:台風で1日順延しましたが?
水口:そこはいつも通りというか……、周りの人が気を使ってくれてリラックスして過ごせました。
司会:前回の王座の優勝戦は12年前。あの時はコース取りがもつれて1号艇でしたが4コースからの進入になりました。
水口:あの時はまだ若かったので、優勝できるような感じでもなかったですね。
司会:今節は行けるんじゃないかという感触がありましたか?
水口:何も考えずに行こうと思っていたのが、いい風に働いたんじゃないかなと。
司会:優勝戦に関しては、いつも通り戦えましたか?
水口:想像していたよりも冷静に走れました。
司会:スタートはコンマ07のトップタイミング。
水口:ちょっと早いなとは思ったものの、準優勝戦も同じくらいのタイミングだったので、自信を持っていけました。
司会:優勝を確信したのは?
水口:3周、一生懸命走ってゴールしました。
司会:今回で28回目を迎える女子王座決定戦ですが、近畿地区から優勝者が出るのは初めてのこと。
水口:はい、マイペースに気にせず走りました。あんまり頑張ってもいい風には転ばないって自分でもわかっているので気負いすぎずに。
司会:誰に優勝の思いを伝えたいですか?
水口:いっぱいいますけど、師匠に。
司会:この優勝はやり遂げたという気持ち? それともまだまだという気持ちですか?
水口:たまたま優勝できただけなので、まだまだ練習して頑張らないといけませんね。
司会:この優勝賞金1000万円で、年末の賞金女王決定戦も視野に入りましたし、来年のクラシックの権利も獲得しました。
水口:先のことは考えられないので、次の仕事に集中したいと思います。
司会:最後にファンの皆さんへ。
水口:がんばりますので、今後とも応援よろしくお願いします。