笠原亮、満身創痍のF2

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笠原亮が来期もA2級になってしまいそうだ。7月13日の江戸川優勝戦、3号艇で出走した笠原は、4号艇の伊藤将吉とともにFを切った。笠原にとってはこれが今期2本目のフライングで、1本目の休みは7月14日から30日間。そしてこの2本目は、津のお盆戦(8月15日から20日)を走った後60日間となっている。

7月17日現在の笠原の新期勝率は7.15。1着率47.7%、2連対率61.1%と申し分ない成績を残しているが、出走回数は67。来月のお盆戦で目いっぱい走っても80には届かない。休み明けの10月20日以降に1節走り、さらに10月~11月の月またぎの開催に斡旋が入るという条件であれば、A1の90走をクリアできる可能性はあるが、普通に考えてかなり厳しいと言わざるを得ない。

加えて事故点にも気を付けなければならない。今回のFは優勝戦での事象だったため、通常の事故点よりも10点多い30点が加算された。新期はすでに選手責任の失格が1回とFがあるので、合計60点。事故率に直すと0.89というという状況。これを0.70未満にしなければA1級昇格、A2級キープどころかB2級に強制降格されてしまう。さらに今後、よもや1.00を超えるようなことになると、半年間レースに出場できなくなってしまうので、事故点をつけないように出走回数を稼がなくてはならない。まさに満身創痍の状態になってしまった。