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笹川賞で惜しくも優勝を逃した今村豊が24日から始まる浜名湖グラチャンで改めてSG最年長優勝に挑む。これまでのSG最年長記録は1997年9月若松MB記念で安岐真人(引退)が記録した52歳7か月。22日に53歳となる今村は、今後SG制覇をすればもちろん自動的に記録更新となる。
今村の誕生日からするとグラチャン期間中に誕生日当日を迎えることも珍しくはない。誕生月ということを本人が意識しているとも思えないが、過去のグラチャンを見る限り優勝こそないものの優出4回、グラチャン勝率8.35と他のSGと比べると成績は良い方だ。また、浜名湖との相性も悪くない。SG初優勝は1984年の浜名湖笹川賞、1992年にはMB記念を優勝、他にも優出2回など浜名湖は過去に好成績を残している場と言えるだろう。
今村の華々しい航跡を改めて紹介はしないが、ひとつだけここで強調したいことはデビュー以来、今村は1度たりとも大きく崩れたことがないところだ。デビュー期のB2級以外は66期連続でA級をキープしている。また、A級がA1とA2に分かれてからも39期連続でA1の座を守り続けているのだ。しかもA1をキープしているだけでなく、その間でただの1回も勝率で7点を割ったことがない。7月からの適用勝率は8.05で、7期ぶりに8点台に戻した。53歳でなお衰える気配すら感じられない。まさに「化け物」と脱帽するしかない記録だ。
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