下関
前本泰和、Vハンター再び
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11日、前本泰和が桐生一般戦で優勝し、今年のV数を3に伸ばした。優勝回数は中澤和志が4Vで単独トップで前本泰和は2位につけているが、優出回数の6は前本が単独首位(16日現在)。勝率も7.97と高い数字を示す通り今年の前本には、かつての「Vハンター」ぶりが再燃しそうな雰囲気がある。
前本は2007年に艇界史上初となる7節連続優勝を成し遂げた選手だ。Vハンターの異名をとったのもそのころ。その年は結局、年間11優勝を飾っている。しかし、去年、一昨年はともに年間4Vとかつての勢いは衰えつつあっただけに今年の再浮上は気になるところ。
今年はこれまで7節に出場し6優出。唯一優出出来なかったのは30%割れのエンジンで苦戦した戸田の周年のみ。下関の地区選も準優1号艇からしっかりと優出を果たしている(優勝戦は5着)。4回の優勝はすべて準優1号艇→優勝戦1号艇の王道パターンで、節間通しての安定感は抜群。年間通して調子をキープすることは容易ではないだろうが、このまま調子がおちなければ今年はかなりVを量産しそうな気配はある。ちなみに7節連続優勝、年間11Vを達成した2007年は3月中旬時点でわずか1回しか優勝していない。Vラッシュが始まったのは5月下旬と結構スロースタートだった。今年は年頭からラッシュが始まっているので、このまま調子をキープできれば15Vペース。もちろん机上の計算なのだが、それでも今リズムが抜群なことだけは間違いない。
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