吉川元浩の責任感

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新期勝率8点オーバー、2月には住之江周年で優勝したばかりの吉川元浩が浜名湖一般戦準優勝戦でフライングを切った。この休みは福岡笹川賞終了翌日の6月2日から7月1日で、出場がほぼ決定していた浜名湖グランドチャンピオン決定戦を棒に振ることになってしまった。

吉川にとってはこれが通算33本目のFとなる。今回を含めてFを切ったレースをグレード別にまとめてみると、一般・GⅢが14、GⅡ以上の記念が19。これに対して、出走数はというと、一般戦が1809、GⅡ以上の記念が1816。

一般的には記念の方が全体の平均スタートが早い。その傾向から考えると、もっと記念のFが多く、一般戦が少なくていいはずだが、吉川は一般戦でFを切る割合が高い。吉川ほどの腕があれば、「一般戦でそこまでスタートを張り込まなくても……」と思うファンもいるかもしれない。しかし、どんなレースでも全力を尽くすのが吉川の姿勢であり、そのスタイルを支持するファンは多い。

18日から行われる地元の総理大臣杯にF持ちで臨まなくてはならなくなったことは残念だが、きっと吉川なら、一本持ちのハンデを感じさせない攻めの姿勢を見せてくれるだろう。

3月5日から11日に発生したスタート事故一覧は以下の通り。

<スタート事故情報>