名人戦へ弾みをつけたベテラン選手
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4月に開催を控えている「GI名人戦~マスターズチャンピオン」の出場選手が先週決定した。その開催地である唐津では、出場選考締め切りの前後2節(1月25日~29日、2月1日~5日)で「マスターズチャンピオン開催記念」と題して、48歳以上の強豪ベテラン対登録4000番以降の若手による企画シリーズが行われた。
選考ラストの1月末の開催では、大嶋一也、江口晃生、今村暢孝ら新期勝率7点オーバーのベテランが斡旋され、大嶋が優勝した。
そして続く2月最初の開催では、大本命の今村豊を筆頭に、昨年ダービーに出場した西山昇一、歴代名人の山崎毅、井川正人らが登場した。この時の若手には、昨年の賞金王戦士・新田雄史の名前があり、その走りに注目が集まったが、2連対率19.4%の低調機に苦しみ、予選2日目まで3、5、3、6着と大苦戦。その後巻き返して優勝戦に乗り、2着に食い込んだあたりはさすがの底力といえるだろう。
その新田を寄せ付けなかったのは今村豊。準優前のレースまでで7戦4勝2着3本のオール2連対で予選トップ通過を果たすと、準優~優勝をともに逃げて王道のVを飾った。
歴代名人に名を刻んでいる大嶋も今村豊も、4月の大会でも当然優勝候補に挙げられる。彼らは名人戦使用機を扱えたアドバンテージはもちろんだが、優勝していい目をつけられたことが何よりも大きい。大一番でも人気に応える走りに期待したい。
2月3日から9日の優勝戦結果は以下の通り。