年末戦で非常識なFが頻発
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+05以上飛び出したFを即日帰郷とする「非常識なF」規定によって、11月以降F件数は減っていたが、ここにきてその効果が薄れてきたのか、スタート事故が増えつつある。
12月25日から31日の間で発生したスタート事故は24件。そのうち5レース(14件)が2艇以上の集団Fとなった。以下がそれらのレース。
・12/25(2日目)江戸川8R 3艇F
・12/26(最終日)丸亀9R 2艇F
・12/27(2日目)若松5R 3艇F
・12/28(5日目)下関5R 2艇F
・12/29(5日目)尼崎6R 4艇F
江戸川と若松では+05以上のFが発生し、竹内吉弘(江戸川)、永井彪也(江戸川)、倉尾大介(若松)、水摩敦(若松)は 、規定によってそれぞれ2日目で即日帰郷処分となった。その他の集団Fで+05以上というのは発生しなかったものの、やはり大きな勇み足をする選手がいると、それに釣られて全体のスリットが早くなり、集団Fが発生する割合が高くなるというのは、間違いなさそうだ。
ところで、今後のF事情についてのポイントをお知らせしよう。先にお伝えした総理杯の出場が決まった選手は、3月23日までの斡旋が確定した。彼らは今後Fを切ると、3月24日からがF休みとなり、2月~3月上旬のレースには影響を及ぼさない。一方、それ以外の選手は、最大で3月9日まで行われるびわこ周年の斡旋が入っている。
ここで気をつけたいのは総理杯の予備選手たち。次の斡旋が入る前にFを切ってしまうと、せっかく繰り上がりの順番が回ってきたとしても、そのチャンスをフイにしてしまうおそれがある。特に総理杯の場合は、地区選優勝者枠が6つも用意されていて、繰り上がりの可能性はかなり高い。ちなみに昨年は地区選終了後に4人も繰り上がった。ただし、次の斡旋が決まるまでの期間が長いので、我慢のレースを強いられるのも事実。予備1位の大嶋一也をはじめ、烏野賢太、山口達也、三井所尊春、馬場貴也あたりまでは、しばらく無理なスタート勝負はできないかもしれない。
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