失敗があったからこそ~芦屋賞金女王表彰式~

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「GI第2回賞金女王決定戦」は、平山智加が完璧なイン逃げでGIは今年の尼崎近松賞に続く2回目、女子のビッグレースでは初めて優勝した。ここでは表彰式の様子をお届けしよう。

司会:ティアラの重みはどうですか?

平山智加:とても嬉しいです。

司会:今節は抽選から神懸っていましたが、プレッシャーにはならなかったですか?

平山:毎日緊張して、早く1節終わらないかなと思っていました。

司会:優勝戦を振り返ります。スタートはコンマ10。

平山:スタートだけが鍵だと思っていて、それが決まれば大丈夫だと思っていました。起こしを含めていいスタートが行けたと思います。

司会:3号艇の海野ゆかり選手の動きも光りました。

平山:一瞬、まずいかなと思ったんですけど、冷静に回ることができました。

司会:それは今までの経験が活きたということですか?

平山:はい。数々、悔しい思いをしてきたので、それが全て活かされたと思います。

司会:これで女子選手のトップに立ちましたよ。

平山:デビューした頃から女子でナンバーワンになることが夢でした。メンタルの弱さが私のダメなところ。それを克服するために日々頑張っているので、まだナンバーワンとは言えないですけど、今日優勝できて本当に良かったと思います。

司会:2日目の深インで何か吹っ切れるものもあったのでは?

平山:そうですね。2日目は失敗してしまったんですけど、それがあったからこそ、残り2走のイン逃げにつながったと思います。

司会:今年は1月に混合のGIで優勝し、つぎは賞金王シリーズ戦も控えています。

平山:あさってには住之江に行くので、今日のことは置いておいてまた頑張ります。

司会:最後にファンの皆さんへ。

平山:のどかな芦屋にこんなにたくさんの人が集まってくれてびっくりしています。今日優勝できるまでにたくさんの人に応援され、支えてもらいました。みなさんに恩返しができて本当に良かったです。これからも心を込めて走りますので応援よろしくお願いします。