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11月になり、やまと学校を巣立ったばかりの113期生が全国でデビューしているが、11月19日に福岡で初出走を迎えた飯田庄吾が、なんとそのレースでフライングを切ってしまった。デビュー戦でFを切ったのは、最近では112期のやまとチャンプ・馬場剛に次ぐ。
113期は昨年引退した荘林幸輝さんが、実務教官として担当した期。現役時代、荘林教官の持ち味はスタートだっただけに、その部分を叩きこんだというが、飯田に関しては厳しい結果になった。
飯田は平成5年生まれの19歳で、期のなかでも2番目に若い。やまと勝率は5.42で成績的には平凡だが、卒業時の教官の評価は「性格的に大人しく、気持ちが顔に出ないタイプ。しかし、操縦センスがあり、伸びしろが感じられる」と期待度は大きい。ただ、学校時代から、事故率は高かったのでその点は今後も注意しなければならないだろう。
前述した馬場は、デビュー戦でFした後もスリット攻めでひるむことはなく、前期中盤あたりの平均STはコンマ11~12をマークしていた。その甲斐あって、6節目で初勝利の水神祭を果たしたが、7節目に2本目のFを切ってしまい、最終的にはコンマ14の平均STで終了した。
飯田が今後どんな選手になるかは分からないが、たった1走のつまずきでレースを降りるような選手にはなってほしくない。19歳という若さを武器に、がむしゃらに突き進んでもらいたい。
11月13日から19日に発生したスタート事故は以下の通り。
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