高松宮記念から占う賞金王

12月18日から賞金王シリーズ戦、20日から賞金王決定戦が行われる住之江。その前哨戦という意味でも注目を集めた「GI高松宮記念特別競走」が10月5日から10日に行われ、地元の湯川浩司がエンジンを仕上げて1年7ヶ月ぶりのGI優勝を果たした。同節には今年の賞金戦線トップをひた走る池田浩二をはじめ、30位までに入っている選手が18人も出場した豪華シリーズ。この節の動向が、年末にも参考になるはずだ。

節間のコース別入着率をまとめてみると、とんでもない数字になった。72レース中インコース1着数は53。率に直すと73.6％にものぼる。住之江のインコース平均勝率は50.1％と高いが、記念ではいつも以上に他のコースにほとんど勝機がないことがわかる。賞金王でもその傾向は変わらないだろう。ちなみに昨年の賞金王のイン勝率は69.4％、一昨年は72.2％だった。