最後の新鋭王座は事故だらけだった…

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9月18日から23日に桐生で行われた「GI第28回新鋭王座決定戦」。最後の新鋭王座ということで注目を集めたが、舟券の総売上は49億7159万1800円。目標額の70億円には遠く及ばなかった。

レースの特徴がつかめない、新鋭なので選手がわからないなど、売れなかった理由はいくつか挙げられるが、事故が多くてレースが壊れることも大きな要因ではないだろうか。節間の事故・内規違反・減点の件数はのべ24、ボート変更は7件、そして2名が途中帰郷した。レース数は72しかないのに、これだけ事故が多いとファンも白けてしまう。

舟券的には22本の万舟券が飛び出し(出現率は30.5%)、穴党は懐が潤ったかもしれないが、これだけ事故が多くては狙って獲れる万舟は少なかったはずだ。こんなにもお粗末なレース内容では、負けて納得ということにはならない。それがSGとの大きな違いではないだろうか。

フライングは6件。その中には準優10Rの磯部誠谷川祐一が含まれており、ふたりは休み明け3ヶ月間、GIとGⅡに出走できない。特に磯部は来期A1濃厚で、まさにこれから記念定着を目指す時期だけにこのペナルティは痛い。

来年は新しい選出基準のもと、ヤングダービーが戸田で行われる。来年の話をすると鬼が笑うと言うが、来年はちゃんとレースを成立させたうえで、若者らしい元気いっぱいのレースを期待したい。

9月18日から24日に発生したスタート事故一覧は以下の通り。

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