自分の能力のレースで勝負~多摩川周年表彰式~

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

多摩川で行われた「GIウェイキーカップ」(59周年)は、吉田弘文がインからきっちり押し切って6年ぶり2度目のGI優勝を果たした。ここでは吉田の優勝者表彰の様子をお届けしよう。

司会:吉田選手にこのステージに戻ってきていただきましたね。

吉田弘文:よかった~。

司会:レースには自信を持って臨めましたか?

吉田:展示では重さがあったんですけど、スタートさえ入ればと思っていました。1Mに関しては昨日の準優より幾分気持ちは楽でしたね。

司会:今節全体を振り返って。

吉田:いつも通り冷静で、ちょっと俯瞰(ふかん)して見れるくらいの自分でいることができたと思います。

司会:エンジンの仕上がりについては?

吉田:こういう大きな舞台になると、どうしても無理したり慌てたりするんですけど、一歩引いて自分を見つめ直しながら整備、点検、調整に専念しました。

司会:GIタイトルは6年半ぶりの優勝です。

吉田:持っていたのすら覚えていないくらいです。

司会:今回優勝できるかなと思った瞬間はありましたか?

吉田:そんなのはありません。みんな一生懸命やっているんでね。流れを引き寄せることができたことが良かったんじゃないでしょうか。

司会:獲得賞金は4255万円でランキング17位へ浮上しました。

吉田:そうですか。年末? リップサービスを期待されているのかもしれませんが、気合いが入りすぎると空回りするので、自分の能力に応じたレースで勝負します。

司会:今回の多摩川の優勝はいかがですか?

吉田:この間(5月)も田中信一郎さんの完全優勝を僕が阻止したんですよね、すみませんでした。今日は今日で頼りない1号艇で申し訳ありませんでした。

司会:また多摩川に来た時には活躍して欲しいと思います。

吉田:はい、任せておいてください。

司会:最後にファンのみなさんへ。

吉田:これからも一走一走、1着だけを目指して走りますので、応援よろしくお願いします。