アナウンサーの見る今垣光太郎

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~実況アナの穴目八目~

鳴門の女子王座決定戦から、中1日挟んで三国のお盆レース「しぶき賞」まで、トータル12日、144レースを実況してきました…。さすがに気力もグッタリとしてしまい、現在は思考回路の修正中!? です。

ところで、三国のしぶき賞は、オール2連対でシリーズの主導権を握った今垣光太郎選手が優勝。何と、地元Vは昨年の正月・初夢賞以来。地元の多くの光太郎ファンの声援が、大時計前の表彰式で響き渡っていました。

今垣選手は、今年中にSGの舞台に戻ろうと懸命でしたが、モーターボート記念も全日本選手権も、出場に必要な最低出走回数(160走)にわすが1走足りず……。今垣選手自身、口にはしていませんが、相当な悔しさがピットで取材していた私の心に伝わってきました。

その今垣選手が視野に入れているのは、来年春の「尼崎SG第49回総理大臣杯」の出場権を獲得すること!! 「9月から、徳山・児島・住之江と、GIが続くので、何とかGIもしくはGⅡのタイトルを獲って、早くSG戦線に戻りたい気持ちでいっぱいです」

その言葉に、今垣選手が過去に同じ環境で苦しんだ時期があったことを思い出しました。今から9年前の2004年、「蒲郡SG第50回モーターボート記念」。原田幸哉選手との激戦に次ぐ激戦を制して、自身5度目のSGタイトルを獲得しました。しかし、ここから今垣選手がSG戦線で活躍する姿が、パタッと激減します。さらに、2006年と2007年はSG優出なし…。地元・三国のファンでも、「光太郎は、もうSGを勝つのが無理じゃないか」と、口にする人も出てきていました。