桐生の5コースまくり差しが魅力
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今年の新鋭王座決定戦は桐生で行われる(9月18日~)。過去27回行われている新鋭王座だが、意外にも桐生で開催されるのは今回がはじめて。新鋭王座自体が今年一杯で廃止となるので桐生にとっては最初で最後の大会となるわけだが、そのラストを飾るにふさわしいレースが展開されそうな雰囲気がある。というのも、桐生は4・5コースが他場より利くことで、新鋭らしいレースが多く見られる可能性が高いからだ。
現在、桐生のイン勝率は40%。新制度前よりも上昇しているが、全国平均から比べると5%ほど低く、インは割と弱い部類と言っていいかもしれない。逆に4・5コースは全国平均より高く、まくり率も高い。総合的に見ると、外が割と利く波乱要素があるレース場である。インが苦戦する要因として、気圧が挙げられる。他場よりも気圧が低い桐生は、基本的にエンジンの回転の上がりが悪い。出足系統に大きく影響するというわけだ。そのためにピット離れのばらつきも目立つ。「日によっても全然変わる」というほどなので、スタート展示のピット離れは注意深く見ることをお勧めしたい。
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