大村MB誕生祭でインが惨敗したわけ

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24場の現状を伝えている当欄だが、大村はこの回がまわってくるたびに、インが強くなっている。新制度前は55.3%だったイン勝率が、直近半年は58.5%。来年の今頃には60%を超えても何ら不思議ではない。

だが、先日行われた「GⅡモーターボート誕生祭~マクール賞~」では、大村とは思えないほどインが負けまくった。節間のイン勝率は48.6%。これを予選3日間に限定すると36.1%まで下がる。記念戦で一体どうしたことかと驚いた方も多いだろう。

「GⅡだから選手の実力差が大きかった」、「記念ではインを強くする番組の効力が及ばない」などの影響も決して小さくはないだろうが、ここまでインが利かなかったのは、気象によるものが一番大きかったのではないかという声が選手や関係者の間で多くを占めた。

どういうことかというと、気温、風、湿度、これらの条件がすべてイン向きでなかったということ。まず、気温や湿度が高いと、プロペラの回転が上がらず、エンジンパワーがダウンする。一般的には出足が弱くなり、ターンした直後の足も弱くなると言われている。もちろん伸びもアップするわけではないのだが、出足ほどには影響を受けないので、相対的に伸びが強くなる。出足はインの選手が一番求めている部分の足なので、やはり逃げづらくなる。