～万舟～常滑グラチャンはイン8連敗2回

グラチャンは最終的に1号艇の太田和美が制して、順当な結果だったのだが、節間はイン8連敗を2回記録するなど波乱な展開だった。トータルの万舟率も26.4％、平均配当も8731円と高めだったと言えよう。

初日、オープニングの1Rで田村隆信が3コースからまくっていきなり3万舟。続く2、3Rはインが勝って堅く収まったが4Rからは8レース連続でインが敗退するなど、SGでは極めて珍しい事態が起きた。

4日目勝負駆けの日も1Rから8連続でインが敗退、さらに6コースが4回も1着を獲るなど、インが強いイメージの常滑としては異例な状況だったと言える。

ただ、節間を通したイン勝率は52.1％と特に低い数字ではなかったのだが、数字以上にインが大苦戦した印象が残ったのも確かだった。その背景には天候が関係してたのでは? と言われている。いわゆる「湿気」だ。この時期特有の湿度の高さがイン艇を苦戦させたのならば、少しは納得もできるのだが…。その真意は改めて選手に聞くなどで検証したいと思っているが、この際ぜひ気温と風速だけではなく湿度や気圧を公式に発表するべきではないかと感じざるを得ない今年のグラチャンであったことは確かだろう。