新ペラ制度で飛躍した大外専科
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6月20日に45歳となる小川晃司が新ペラ制度になってから成績を伸ばしている。すでにベテランの域に入っているが、未だ変わらず6コース専科を貫いている。
新制度になってから、イン勝率の上昇とともに外の攻めが利きにくくなっていることからも、大外一本の小川にとって厳しい制度変更になるかと思われたが、まったく逆の結果になった。
小川は新制度前(2012年4月以前)は4期連続でB1級だったが、新制度になって1期目にA2級に返り咲き、2期目の前期もA2をキープした。では、なぜ小川は新制度を苦にせず、逆に成績を上げたのかだが、おそらく小川のレーススタイルが関係していそうだ。
阿波勝哉に代表される6コース専科は、チルトを3度に跳ねて、大外から豪快にまくるのが基本的な戦術だろう。しかし、小川の場合は同じ6コース専科でもチルトは基本的にマイナス0.5度。戦法もそのほとんどがまくり差しだ。以前からそうだったが、そのまくり差しの巧さが、どうやら新制度にさらにマッチしたように見える。
ほとんどの場にみられる傾向はまくりが減少し、差し(まくり差し)が増加している点だ。もともとまくりをほとんど打ってなかった小川にとっては、当然ながらいい傾向といえる。さらに、ベテランの経験値が加算されて、調子を上げているのだろう。
今年は、勝率で5点台後半をずっとキープしている。6コースなので、さすがに1着率は8.5%と低いのだが、それでも大外という事を考慮すれば高い数字と言えよう。また、3連対率となると実に70%を超えてくる。
個性派が影を潜めている新ペラ制度の中で小川のように成績を上げている選手は貴重な存在。それがベテランというのだから、同世代のファンもまた元気をもらえるはずだ。
6月19日から6月25日までに誕生日を迎えるのは以下の36人。
このうち誕生日当日に出走予定の選手は以下の9人。
19日
後藤陽介(尼崎5日目)
前田梓(芦屋初日)
20日
宇田川信一(多摩川5日目)
21日
松下潤(下関初日)
森貴洋(浜名湖初日)
濱本優一(下関初日)
幸野史明(浜名湖初日)
24日
山地正樹(浜名湖最終日)
長田頼宗(下関4日目)