向井美鈴が半年間女子戦出場停止処分に

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14日に行われた鳴門女子リーグの優勝戦で1号艇の向井美鈴が無念のフライングを切った。これによって向井は女子王座の出場をフイにするとともにフライング休み明けから6ヶ月間、女子戦の斡旋停止処分となった。

この日、向井は優勝戦の1号艇に乗艇。当然ながら優勝の期待が高かったわけだが、内3艇のスリット合戦となり、向井はインからコンマ03の勇み足に散った。前日の準優ではインからコンマ01の際どいスタートで逃げ切ったものの、少し肝を冷やす踏み込みだった。それだけに優勝戦はさすがに少し消極的になるかと思われたのだが…。

01などの「際」は基本的にスタート勘が合ってない証拠でもある。はじめから01を狙う選手はいないからだ。しかも、向井の場合は勝率順で女子王座出場に当確が出ていただけに無理するところではなかったはず。人気に応えようという気合はあっただろうが女子王座の不出場、並びに女子戦6ヶ月間の斡旋停止は向井にとって、あまりに手痛い処分となってしまった。

向井はあと2節走ってからフライング休みに入る。そのフライング休みが明ける7月10日から6ヶ月間女子戦に出場できないため、今年いっぱいは混合戦を走ることになる。ただ、次節は斡旋がすでに確定している分の多摩川女子リーグ戦に出場。その後は下関の「ほぼオール女子vsA級男子バトル」に出場しF休みに入る。純粋な女子戦は多摩川がラストで、その後しばらくは女子戦から向井は姿を消すことになる。調子が上がってきた矢先のことだっただけに残念な結果だった。