新鋭世代の新A1級選手たち

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7月1日から12月31日まで適用される級別の審査期間が4月30日で終了した。最終的な2013年後期のA1級ボーダーは6.18、A2級は5.47となり、1584人の競艇選手はA1は320人、A2級は319人、B1級は749人、B2級は196人に振り分けられた。

100期以降の若手選手(女子を含む)の級別は、次のようになった。

A1級=21人(6%)、A2級=35人(10%)、B1級=156人(44.5%)、B2級=138人(39.4%)。新人を含んでいるので、当然といえば当然の結果だが、艇界の分布とはずいぶん違うことがわかる。

とはいえ、トップの桐生順平(8.01)のように8点を取れる選手も出てきたことは、「小粒」と言われてきた新鋭選手が艇界に新風を巻き起こすきっかけになるだろう。

その期待が大きいA1に初めて昇格したのは、片岡雅裕渡邉和将磯部誠尾嶋一広永田秀二ら5名。それぞれ1度は新鋭王座に出場したことがある選手たちなので、ようやくその素質が開花したという感じ。

片岡は前期5点台のA2級から一気に7点台まで勝率を跳ね上げ新鋭世代の2位にランクイン。地元の丸亀ではまるで記念級のような走りをする。渡邉は昨年の児島地元スター候補選手で、近況はさばきが身につき大敗することが減った。磯部は常滑の地元スター候補。今年2月に蒲郡新鋭リーグ戦で初優勝した。尾嶋は昨年結婚し、第一子誕生をきっかけにブレイク。地元の尼崎では魚谷智之吉川元浩らエース格と互角に渡り合う力を持っている。永田はまだ優勝はないものの最近優出回数を増やしており、完全に機は熟している感じ。あとはタイミングだけか。