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4月28日、吉川元浩が桐生一般戦で優勝、これで3節連続のVとなった。今年の優勝回数も「5」として現在トップをひた走っている。さらに一般戦に限定すれば現在10連続優出を継続中、今年の年間勝率も8.74で2位の秋山直之(8.52)を大きく引き離して1位をキープしており、まさに絶好調だ。
これだけ高い数字を叩き出しているのは、吉川が一般戦を中心に出場しているからに他ならない。昨年10月の住之江高松宮記念の準優勝戦でフライングを切ってから、3ヶ月間のGI出場停止処分を受けており、そのために一般戦ばかり走っているわけだ。吉川クラスが一般戦に出場すれば優出は当然の結果なのだろうが、それでも10連続で優出を外さないのは至難な業と言えるだろう。
吉川のGI出場停止処分も間もなく解け、5月11日から始まる若松の周年で半年ぶりのGI復帰が決まっている。その後は再び記念メインの斡旋となるわけだが、吉川にとってはもちろんこちらが主戦場のはずだ。一般戦での勢いをそのまま記念に結び付けられるかどうかが課題になってくる。優勝回数や勝率は断然の成績だが、記念戦線では出遅れてしまった2013年序盤――。ようやく解けた罰則が、吉川の『新期』一転となるかに注目が集まる。
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