嬉しさと感謝~大村周年表彰式~

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大村で行われた「GI海の王者決定戦」(61周年)は、鎌田義が気迫の逃げで待望のGI初優勝を挙げた。ここでは表彰式の様子をお届けしよう。

司会:GI初優勝、おめでとうございます。

鎌田義:ありがとうございます。うれし~、嬉しいです!!!!

司会:今節は序盤から舟足良さそうでしたね。

鎌田:うん、足のこととかどうでもいいです。ただただ嬉しいです。

司会:デビューから約16年でのことです。

鎌田:この日を夢見て頑張ってきました。

司会:レースを振り返りましょう。レース前は「スタートさえ行ければ」と話していました。

鎌田:スタートに集中して、あとは思い切ったターンでどこまでこのメンバーに通用するかと思ったんですけど、さすがに簡単には逃がしてもらえませんでした。いや~、ホントメンバーがすごすぎるんやもん。このプレッシャーをみなさんに分け与えたいくらいでした(笑)。

司会:緊張しましたか?

鎌田:正直、かなり緊張しました。

司会:昨日は2時に目が覚めちゃうかも…なんて。

鎌田:結局4時に目が覚めました。それで4時半に湯川浩司が心配して見に来てくれました。

司会:同じ優出メンバーでも心配になると。

鎌田:プライベートでも仲のいいメンバーもいたんですけど、仕事とは別ですから。なんとか勝って、兄貴分の意地と威厳を見せてやろうと思っていました。勝てて本当に良かったです。

司会:昨年はSG初優出もありました。大きな舞台でもっと大きな仕事を?

鎌田:そういうのはうちの店、やってないんでね(笑)。これくらいでいいかなと。

司会:とはいっても、来月は笹川賞にも選ばれています。

鎌田:今日もしこの舞台に立てたら、みなさんに何を伝えようかと考えていたんです。本当にみなさんにお礼を言わなくてはなりません。「モーターボートを愛してくださって、本当にありがとうございます」。「二番目。私、離婚しているんですけど、3人の子供をみてくれている父と母に感謝します。お父さん、お母さん、やりました!! ありがとうございます」。「三つ目。僕をかわいがって指導してくださっている師匠の松井繁さん。見て下さっていたら嬉しいです。そして仲良くしてくださっているみなさん、ありがとうございます。