崖っぷちから這いあがった秋元哲

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秋元哲が大躍進している。7日、びわこで行われた新鋭リーグ第15戦は1号艇の秋元がしっかり逃げて2月の徳山に続く2回目の優勝を果たした。昨年10月から始まった新鋭リーグ戦では、鳴門(第1戦)、びわこ(第2戦)、徳山(第13戦)、そして今回のびわことV4となり、新鋭戦では圧倒的な強さを見せている。

秋元はデビュー2期目に事故率0.82、3期目に0.93、5期目に0.87と高すぎる事故率によって選手として崖っぷちに立たされたことがある。それは技術が伴わないうちから、無理して戦っていたためだろう。その事故によって、デビュー2~3年目は出走機会を大きく失い我慢を強いられたが、事故率を気にする必要がなくなると大ブレイクし、現在に至る。

やまと学校時代の成績は全体の真ん中程度だった。しかし、デビューを見据えてアウト屋として貫き、担当教官もその点は認め「将来性あり」と評していた。若干遠回りしたが、着実に出世街道に乗った秋元。103期なので、来年まで新鋭選手としてリーグ戦を中心に走ることになるはずだが、今年の1月には地区選を走り、今月下旬には三国のGⅡ戦に出走する。本人も「記念に呼ばれるような成績を残して、もっと上のレベルをめざしたいです」と語っているように、目指す先はもっと上の舞台。新鋭戦でしっかり力をつけて、記念で活躍する姿が楽しみだ。