ベテランの優勝は増加の一途!?

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25日、戸田で加藤峻二が71歳2ヶ月で優勝、歴代最年長優勝の記録を更新したことはすでに知っていることだろう。ちなみにこれまでのベスト3は以下の通り。

●歴代最年長優勝ベスト3

1位 加藤峻二 71歳2ヶ月 2013/03/25戸田

2位 高塚清一 65歳10ヶ月 2013/01/29常滑

3位 高橋隆 62歳6ヶ月 1996/03/17唐津

加藤の優勝については、すでに多くのメディアで取り上げられているためここでは多くは触れないが、ここ最近のベテランの活躍ぶりについて少し触れたい。特に「優勝」にスポットを当ててみると、面白いことが分かる。

便宜上、ベテランの定義を名人戦出場資格である48歳以上とすると、その人数は2012年は218人で全体の13.8%に当たる。優勝回数の合計は53回で、全854回の6.2%に当たる。この数字が高いか高くないかの判断は難しいところなのだが、48歳以上で身体的な衰えも考慮すれば、大健闘と言えるのではないだろうか。その理由も2011年と比べるとよく分かる。2011年の名人世代の合計優勝回数は31回で、全体の3.9%だった。2倍まではいかないものの、2012年は2011年の優勝回数を大幅に上回っている。