相手が強ければ燃える土屋智則

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3月1日から7日に出現した高配当ランキングで、2位にランクされた3月2日の下関周年準優勝戦10R。このレースで1着になったのは土屋智則。これが昨年1月の新鋭王座決定戦以来2度目のGI優出となった。

その準優勝戦、6号艇で出走した土屋は、ピット離れで立ち遅れた4号艇の重成一人をかわして5コースに入り、展開を見事にとらえてまくり差し一閃。2着に3号艇の池田浩二、3着に5号艇の興津藍が入線し、人気の1号艇平尾崇典や2号艇の瓜生正義がそろって敗れたこともあり、2連単は2万4000円、3連単は13万6670円のビックリ配当が飛び出した。

昨年の冬に新鋭戦を卒業した土屋は、その後記念戦に多く参戦するようになった。新鋭では格上の存在だったが、記念では人気を背負ったイン戦で飛んでみたり、まだまだ苦戦するシーンを多く見受ける。しかし、土屋には昔から大物食いの傾向があり、今回のように人気を落とした場面で予期せぬ一発があるのが特徴でもある。

それを象徴するレースが、2007年9月、地元の桐生周年に追加参戦したときのこと。5日目から追配された土屋は1Rで登場。当時A2級だった土屋はこれが初めてのGI戦。F持ちで追配ということもあり、オール6コースを宣言。周りはみんな格上なので、人気は当然のごとくなかった。しかし、若手ならではの元気いっぱいの走りで、格上選手をなぎ倒し、1着ゴール。2連単1万5120円、3連単8万4380円の高配当を提供した。