総理杯の選手に負けないくらい稼ぐ~びわこ周年表彰式~

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

「GIびわこ大賞」(60周年)は握り合う展開になったところを冷静なハンドルで差し抜けた山口剛が、09年徳山の中国地区選以来4年ぶりのGI優勝を果たした。ここでは山口の喜びの声をお届けしよう。

司会:節目の60周年、山口選手にとってはデビュー初優勝の地での優勝となりました。

山口剛:最高に嬉しいです。感謝しています。

司会:予選道中は未勝利でしたが、準優でシリーズ初白星。その流れに乗って優勝したいと話していましたね。

山口:必ず流れが来ると思っていたので、本当に優勝する気でいました。

司会:優勝戦を振り返ります。進入は3コースでした。

山口:本当はターンマーク横ぐらいから行くつもりだったのですが、ちょっと中途半端な位置になってしまったので、スタートがわかるオレンジブイまで行ってから起こしました。

司会:インの前田将太選手が遅れていたのはわかりましたか?

山口:う~ん、それよりも隣の荒井輝年さんが前にいたんでね…。僕もカド受けで深くなったので、これは抵抗できないなと思いました。その状況で内を見たら、太田和美さんがまくりに行っていたので、ここしかないと思って差しに構えました。

司会:冷静な判断でした。

山口:スタートで荒井さんの方が前にいたので、無理に突っ込むべきではないと思いました。

司会:2コースから外はみんな0台のスリット。山口選手は09でした。

山口:僕も全速だったんですけど、荒井さんは伸びますね。

司会:優勝の確信は1Mを回った瞬間?

山口:最後まで気は抜かずに走りました。というのは、2Mが向かい風になっているのを忘れてて、ターンマークに寄り過ぎて松井さんに差されそうになりましたから。

司会:最後にファンのみなさんへ。

山口:このGI優勝まで自分の中では結構きつい思いもしてきました。だけど、めげずにやってきて、ようやく勝てたのはファンの皆様のおかげです。感謝しています。ここで終わりじゃなく、必ず賞金王に行くつもりです。3月は浜名湖の一般戦をはじめ、GⅡをふたつ走るんですけど、全部優勝して総理杯の選手たちに負けないくらい稼ぎます。