ひたすら“感謝”~尼崎周年表彰式~

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平山智加が歴史的快挙を達成した!! 尼崎で行われた「GI近松賞」(60周年)は、男女混合GIとしては山川美由紀が四国地区選手権を制して以来14年ぶり、周年記念としては実に56年ぶりに女子レーサーが優勝した。次回からはタイトルが変わるため、今回が最後となる“近松賞”。戦前、平山は「智加が最後の近松賞を優勝します!!」と力強く宣言し、有言実行した。ここでは平山の表彰式での様子をお届けしよう。

司会:優勝した平山智加選手です!!

平山智加:ありがとうございま~す。

司会:スゴイお客さんの数ですね。

平山:本当にスゴイですね。

司会:今日はどんな風に過ごしましたか?

平山:昨日からスゴイ緊張していたんですけど、たくさんの先輩にアドバイスを受けて、思ったよりリラックスして優勝戦に臨めました。

司会:舟足は?

平山:少し回転が上がっていたので、田中信一郎さんと村田修次さんにアドバイスをもらって、試運転を繰り返して、節一に仕上がっていました。

司会:優勝戦。インを取り、スタート。

平山:タイミングはわからないんですけど、入っているだろうと思って全速で行きました。

司会:タイミングは13でしたが、優出インタビューで「紳士」と口にしていた今村(豊)選手が03で突っ込んできました。

平山:今村さん、見えていました。

司会:そこから1Mにかけては?

平山:そうですね……、先に回る!! それだけです。

司会:ターンに関しては?

平山:舟がしっかり返ってきてくれましたね。

司会:あとは後方を引き離しましたが、今節を振り返ってどうですか?

平山:でき過ぎです。

司会:ここ最近、優勝戦の1枠で結果が出ていないといったデータもありました。

平山:今回優勝するまで、1号艇で何度も飛んでしまい、本当にみなさん申し訳ありませんでした。

司会:だけど、年末の児島から3連続優勝です。

平山:絶好調です!!

司会:転機はあった?

平山:それはわからないんですけど、自分の中ではまだまだ甘い部分もあるので、ただがむしゃらに走っています。

司会:女子レーサーへの人気は増すばかりです。

平山:はい。私もその流れに乗っかってみました(笑)。

司会:昨年末には同じ四国の横西奏恵さんが引退されました。

平山:正直、本当にショックでした。本当は横西さんと日高(逸子)さん、そして私の3人で今回出場予定だったんです。これで横西さんにいい報告ができるし、日高さんにはたくさんアドバイスをいただき、この場を借りてお礼を申し上げます。

司会:旦那さま(福田雅一選手)には?

平山:ずっと支えてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも二人で頑張ります。

司会:平山選手は人との出会いが力になるとおっしゃっていましたよね。

平山:私は周りの人に恵まれていて、今日も先輩にたくさん声をかけていただいたし、本当に感謝するだけです。

司会:2013年、最高の滑り出しになりましたね。

平山:はい。これに満足せず、もっともっと上を目指していきます。

司会:お客様の期待も増すばかりです。

平山:たくさん応援していただいて、本当にありがとございます。今日は阪神大震災から18年になる日。ファンの皆様の支えで今のボート界があると思います。この近松賞に呼んでいただいたこと、先輩、友人、家族、みんなに感謝しています。これから私も業界を盛り上げていきますので、ファンの皆様もボートレースをよろしくお願いします。