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年末年始、全国各地で行われている正月シリーズは、結構な頻度で万舟券が出現している。なかでも特筆すべきは住之江。「オール大阪は記念を取るくらい優勝するのが難しい」と言われることもある同地の正月戦。賞金王決定戦に出場した丸岡正典を筆頭に、A1が12人出走している。
今回はスーパーエース級の松井繁と太田和美がいないためか、本命の信頼度がいつもに比べてやや低い。それを象徴するようなレースが初日メインカードの「王将特選」だ。出場選手は1号艇から田中信一郎、丸岡正典、湯川浩司、石野貴之、吉永則雄、西村拓也で、全員が賞金王決定戦・シリーズ戦に出場したメンバーだ。ベストメンバーでないにもかかわらず、全員が賞金王組なのは、大阪支部の選手層の厚さを感じさせる。
人気はもちろん田中で一本かぶり。インの田中はスタート張り込んだものの、2~3コースがへこんでしまい、カドの石野が中へこみの展開を利して一気のまくりを打った。この攻めに対し、田中はこらえきれず後退。石野→湯川→西村の順で入線し、3連単は3万4990円。大きなお年玉配当が飛び出した。
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