「江戸川沙樹」誕生の予感?
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21日、江戸川の男女W優勝戦で市村沙樹がデビュー初優勝を飾った。大外6コースからゼロ台スタートで仕掛けた市村は、鋭いまくり差しハンドルで1Mを突き抜けて、バック先頭に立つとそのまま押し切って見事初優勝のゴールを駆け抜けた。地元での優勝は格別の味だったことだろう。
地元とはいえ、市村にとって江戸川は斡旋自体が久しぶりであった。江戸川の難水面を乗りこなすには経験が一番の武器になるが、そのハンデも克服しての優勝だけに価値はある。基本的に多くの選手は江戸川を走りたがらない。独特の乗りにくさに自分の力を発揮できないことが多いからだ。しかし、市村は「江戸川はたくさん乗りたいですね。みんなが苦手意識が強ければ、逆にチャンスだと思いますよ。地元だから経験は積めると思うんです」とかつてはこう話している。進んで江戸川を走りたいというのは珍しい。それだけに今回の優勝は自信につながったはずだ。
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