家と子供がモチベーションになっている妹尾忠幸

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

12月2日の平和島で、妹尾忠幸が優勝を決めた。このレース、妹尾は4号艇で出走したが、鈴木幸夫山崎裕司の前付けにより、5コースに回された。スロー勢はコース取りがもつれたため軒並みスタートが遅れ、絶好のカドに引いた須藤博倫がすぐさままくりを打った。これで妹尾に展開が向き、まくり差しが突き刺さった。

優勝後のインタビューで「こんな隊形になることは想定の上でした。須藤さんがどういうふうに動くか見て差しました。本当に優勝できてよかったです。嬉しいです」と語った。

これが今年3回目の優勝となるが、その3回全て新プロペラ制度が始まってからのもの。デビュー当時は元選手の大森健二さんや林通さんらがいたペラグループに所属していたが、妹尾がデビューしてすぐに解散。その後はずっとひとりでプロペラをやってきたという。外注に頼ることもなかったので、プロペラのノウハウは体に染みついてるのだ。

近況好調のひとりだが、「何が何でも」とか「がむしゃらに」というタイプではない。しかし、3月に家を建てたことと二人目の子供が生まれたことで、モチベーションは上がっている。「そのタイミングで新制度になったから、好調に見えるんですよ」と妹尾は語る。この気持ちが持続すれば、活躍は続くはず。今後も狙い続けたいひとりだ。