王者は宮島との相性抜群だった
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11月6日に終了した「GI宮島チャンピオンカップ」で松井繁が優勝したことはご存知だろう。これで900万円を加算して7360万円とした松井は、賞金ランキング4位まで上昇し、本人の大目標である賞金王決定戦へいよいよエンジンがかかってきた。
通算記念優出190、優勝59(11月15日時点)と驚異的な数字を残す松井だけに、どの水面も得意にしているといえるが、ここ宮島はその中でも特に実績を残している。出走機会は年に1回あるかどうかという程度だが、97年以降のGI優出は6回、そのうち優勝は2回(98年の44周年と今回)。GI出走は10節なので、優出率は6割。また優出した全てで3着以上に入線しているので、相性は抜群といってもいいだろう。
ちなみに過去3年の当地勝率では、その松井を上回る守田俊介は、4節走って4優出3優勝。97年以降まで範囲を広げても8優出6優勝と抜群の相性。しかし実は優出以上の成績を残しているのは一般戦でのこと。GI以上になると、残念ながら優勝戦に進んだことはないので、記念では過信は禁物だ。
また宮島というと、西島義則、市川哲也、辻栄蔵、山口剛らの強さが際立つが、最近は地元のビッグタイトルを他県の選手に持って行かれている。地元勢の直近優勝は4年前までさかのぼり、市川哲也が54周年、名人戦で田中伸二が優勝して以来勝っていない。特に新エースの呼び声高い山口剛は、意外にも地元の記念タイトルに無縁。ぜひ地元勢が頑張って、宮島を盛り上げたいところだ。