プロペラ巧者・林美憲の前期
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11月16日、林美憲が38歳の誕生日を迎える。童顔で気のいい選手だけに、「もう38歳になるのか」と意外な感じもする。
林は04年には賞金王シリーズ、05年にはオーシャンカップで優出(ともに2着)、GIは10年の地区選で優勝した経歴を持つ。しかし今年は蒲郡と唐津の周年にしか斡旋されておらず、一般戦ばかりを走っていた。となると、プロペラ巧者として鳴らした実績に鑑みて、ピンラッシュするのでは!? と予想していたが、ふたを開けてみてビックリ。前期の勝率は6.34で、A1ギリギリの成績しか残せなかった。
この半年間、調子が悪かったのかというと、決してそんなわけではない。期間中、優勝は1回しかできなかったが、優出回数は10回を数える。フライングや転覆等の事故もなく乗り切った。
しかし、いつもの期に比べると、5・6着率がやや高い。これで勝率を下げることになったようだ。エンジンを仕上げて、大崩れしない安定感が持ち味の選手だけに、前期はあまり自分好みの仕上がりにならなかったとみていいだろう。
だが9月以降は、本来のスタイルに近い走りが見られ、調子は上向いている。誕生日を機にさらにリズムアップし、記念戦線へ復帰を果たすか。
11月14日から20日に誕生日を迎える選手は以下の通り。
誕生日当日に出走予定の選手は以下の6名。
14日
吉村茂樹(桐生初日)
16日
吉原聖人(戸田初日)
林美憲(福岡4日目)
18日
河相秀行(平和島初日)
20日
吉田弘文(児島SG初日)
高木圭右(多摩川初日)