後藤道也がデビュー27年目での初体験

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

10月に入り、年末の賞金争いが気になるころだが、ここにきて大物選手のフライングが相次いでいる。

15日、桐生一般戦の4日目で後藤道也が今期2度目のフライングを切った。実は後藤はこれがデビュー27年目にして初めてのF2となる。1期にF1とL1の2本持ちは過去に経験があったが、純粋なFの2本持ちはこれが初めて。後藤もまた新制度のもとで頻発しているF2の餌食となった格好だ。

後藤は言わずと知れた6コース専科の選手。チルトを跳ねて大外からのまくりが真骨頂だが、もともと体重が重い方なのでチルトを3度にしても展示タイム(伸び)はそこまで出ないタイプだ。どちらかというと伸び勝負というよりもスタートで飛び出してまくっていく方だろう。ここ最近の平均スタートは0.13~0.14と極めて早い。

しかし、今期はここまでさらに早い0.12となっている。これはスタートが早くなっているのではなく、スタートで無理しているのではないだろうか。というのも、新制度になってから伸びがつかなくなり、外が苦戦しているのは明白で、大外専門の後藤にとってこの厳しい状況を打破するにはとりあえずスタートをもっといくしかないからだ。慣れない新制度で、さらにスタートを張り込まなければならない現状がF2を生んだとも言える。さらに、その日は不運にも前日と変わってやや強い追い風が吹いていたことが影響したのかもしれない。