賞金王組のF休みとは
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10月に入り、年末の賞金争いが気になるころだが、ここにきて大物選手のフライングが相次いでいる。
なんといっても目を引くのが、今年のグラチャン覇者で、賞金王出場を当確させている太田和美だ。太田は現在、12月5日から10日の唐津GⅡ戦まで斡旋が入っている。これによって、まだ斡旋は入っていないがチャレンジカップ(11月20日~25日開催)の除外は免れた。(フライング休みはFを切った日までに入っている一番最後の斡旋の翌日から休みとなるため)
ということで、12月11日から30日間のF休みということになるのだが、12月21日からは賞金王決定戦が行われる。賞金王に関しては、「賞金ランキング上位15人は、F休み期間中であっても出場できる」という特別ルールがある。太田はすでに賞金7800万円を超えており、決定戦出場は当確の位置。となると、前例を参考にすれば、賞金王終了後にF休みが移動するだろう。
重野哲之と原田幸哉も12月10日まで斡旋が入っているので、チャレンジカップに出場可能。そこで一発決めて賞金王へ出場となると、太田と同様の措置が取られるだろう。
10月8日に多摩川でFを切った田口節子は少々複雑だ。現状、田口のF休みは11月16日から12月15日となっている。これにより、地元・児島で開催されるチャレンジカップは除外になった。さらに、この期間中には大村で賞金女王決定戦が行われる。賞金女王は選出基準が賞金王とほぼ同じで、賞金ランキングが15位以内であれば出場できる。田口は3394万円稼いでおり、女子の賞金ランキングでは1位。出場は当確だが、F休みが前検日を含めて3日ほど重なっている。おそらく斡旋辞退期間変更の手続きが取られることになるが、もし休みが賞金女王終了後に分割された場合、賞金王シリーズの前検日にかかってくることになる。競走会斡旋課によると、これに関しては現在調整中とのことで、出場の可否が判明するには、もうしばらく時間がかかりそうだ。
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