新制度でイン勝率が5割を超えた津
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津は元々、インコースが強い場のひとつではあったが、新プロペラ制度が始まってからその強さはさらに増している。新制度前は46.9%だったイン勝率がとうとう5割を超えた。当地では9月15日から全国統一のヤマト321型エンジンが導入されたが、以前から大型吸気サイレンサーを使用していたので、エンジンそのものの変化はほとんどないと言っていい。つまり、新プロペラ制度が津のイン勝率を押し上げる格好になっているのだ。
ちなみに新エンジンシリーズとなった9月15日~18日の一般戦の節間コース別1着率は1コースから55.3%、12.5%、8.3%、18.7%、4.1%、2.0%。関忠志、鈴木幸夫、山室展弘、矢後剛、澤大介、後藤道也など個性派が多数集まったのに、終わってみればこの数字。
大外のスペシャリストをもってしても節間では後藤がかろうじて1勝しただけ。最近の後藤は、チルトを下げて大外から戦う“小川晃司スタイル”にチェンジした。エンジンの調整方法は変えても、スタート力は相変わらず。新期は全選手トップのコンマ11をマークしているが、大外一本ではやはり勝ちきれず、勝率の方は伸び悩んでいる。一方の澤は依然チルト3度で頑張っているものの、全く伸びがつけられず、勝率を4点台まで落としてしまった。このままだと来期はA1級キープどころか、B級降格も覚悟せねばならない状況にまで追い込まれている。
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