福岡の1Mに消波装置が付く!?
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9月17日「日刊スポーツ杯争奪戦」の前検日から、福岡競艇場の第1Mに、消波装置(ネトロン)が試行設置されることになった。
福岡水面の1M付近は、那珂川の河口にあって流れが強くなることもあり、これまではネトロンが設置されていなかった。そのため、この水面に慣れない選手にとっては初動を入れるタイミングなどが取りづらく、また曳き波の影響も出やすいため、これがいっそう福岡の水面を走りづらいものにしていた。
今回は、流れが強くてもネトロンが動いてしまわないよう、固定方法を工夫するなどして設置を可能にしたようだ。この試行設置により「ボートが安全に航走しやすくなり、より公正なレースが展開され、お客様も勝舟の予想がしやすくなる」(福岡)ことが期待されている。確かに、うねりや流れのおかげか、時に「エッ」と思えるような展開も見られた福岡の1Mだけに、そうしたことがなくなればファンにとってもありがたいのは間違いない。
ただ「試行設置」という言葉で分かるように、当面は、ネトロン設置によりどのような影響が出るのか見極めをはかっていく方針。福岡によると、10月23日から同地で開催されるダービーまでには調整等を終えたい、としている。
なお、これにより、全国24場で1Mにネトロンがないのは江戸川の1場だけとなる。