下関
吉田俊彦を中心にグラチャンを振り返る
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吉田俊彦が34歳の誕生日を迎える。吉田といえば、先日のグラチャンを大いに盛り上げたひとり。ここでは吉田を中心にグラチャンを振り返ってみよう。
芦屋のエンジンは使用3節前後の新機。その中で吉田が引いたのは、2連対率25.0%しかない勝率下位機だった。しかし前検特訓では、班の中では目立つ動きで、数字以上の気配はあった。
初日は外枠の2走だったが、5コースからまくり差して1着、大外から3着と上々の滑り出しを見せた。2日目は軽快に逃げて白星。レース後は「このペラになって一番出てる」と機力に大満足。
そして3日目は台風がそれた影響で、風向き、風速が変わり、それまでのイン有利な流れからダッシュ勢が台頭した。吉田は3号艇ながら、前付け艇を入れて4カドから豪快なまくりを決めた。こうした“日の流れ”も味方にして、得点上位をキープした。
極めつけは4日目、予選最終戦。平本真之、中島孝平、菊地孝平、今垣光太郎による4艇の集団Fが発生するなか、03で生き残り1着。完全に流れを自分のものにして、太田和美を逆転し、予選トップ通過を果たした。
準優勝戦はインから力強く押し切り、優勝戦1号艇を獲得。「ここまで何でか分からないけど、まったく緊張していないんですよね」と頼もしい言葉を口にして優勝戦を迎えた。
戸田総理杯では師匠・馬袋義則がSG初戴冠。そして吉田自身がつかんだ流れ。SG初Vへの下地は整っていた。しかし、吉田は太田に差されて、道中も踏ん張れず3着に敗れた。レース後吉田は「1Mは自分のミスか相手が良かったのかよくわからない」とコメントしている。リプレイを見返すと、吉田もミスをしているし、太田のターンもうまい。本当に紙一重の差だが、これがSGV4と未勝利の経験の差なのだろう。
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